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川ちゃんの「カンボジア生活日記」

「アキラ地雷博物館」でのボランティア活動の中で出会った人々のことや、日々の可笑しくも楽しいカンボジア生活を綴っていきたいと思います。

地雷原訪問

地雷原に立つトム君とさおりさん
地雷原に立つトム君とさおりさん


2012年7月1日
やっとHPがアップ出来ました。これからこのブログも出来るだけ更新して参りますので、是非御覧になって下さい。
まず最初の記事は、先日行って参りました地雷原での話しです。


行った先はバンテアイミンチェイの地雷原。
このバンテアイミンチェイと言う地は、周辺のオドミンチェイやアンロンベン、ポイペト、パイリン、バッタンバン、ポーサットなどと並んで地雷がまだまだ数多く埋まっている場所です。
時は5月某日。
アキラさんにお願いして、カンボジア在住の日本人トム君と、さおりさんの二人を伴って、地雷撤去現場の見学の為隊員達に同行させて貰いました。
今回はアキラさんは別の用事で多忙だった為、我々が行っている間は不在だったのですが、それでも他の隊員達から色々話が聞けて(と言っても日本語では無い為、半分程しか分かりませんが)大変感動的でした。
出掛ける時、友達のカンボジア人で日本語ペラペラの女の子に「ケガしないでね」と言われたので、頭のてっぺんが少しばかり薄くなりかけた私は「誰がケガナイねん」と突っ込んだのですが、きょとんとしていました。少々日本語が高度過ぎた様です。(ここは笑うとこですよ)
隊員達と一緒にトラックの荷台に乗り込んで、走る事160キロ。
国道を外れ未舗装の道に入ると、赤土のでこぼこ道に車体が大きくもんどり打ちます。
我々は吹っ飛ばされない様、トラックのはじにしがみ付きます。
乾季だからまだいいですが、雨季だったら一体どうなる事か。
そんな中やっと現地に辿り着いたのは昼前。
早速隊員達は、昼飯の準備と仮宿舎の設営に取り掛かります。宿舎はお寺の中の一角を間借りしたもの。
てきぱきと作業を進める隊員達の傍らで、我々3人はただボーッとしているのみ。
地雷原はこの仮宿舎から車で15分位の所です。
昼飯を食った後その地雷原に出掛け、隊員達は今度は作戦本部兼荷物置き場用のテントを張り、明日からの活動に備えて草刈りやら杭打ちです。
この間我々3人は、副隊長のサンボーさんから地図を示されて、今回の地雷撤去活動エリアの説明やら地雷原で使う色分けされた杭の説明やらを受けました。GPSを持って現場区域の案内も受けました。
実はこの場所は、エリアが広い為先月に続いて2度目の活動なのですが、前に地雷が発見された場所には赤い杭が打ち込まれていて、その側を通った時には緊張が走りました。
もう安全だとは分かっていても、実際ここについ先日迄地雷が埋まっていたんだと思うと、背筋が凍り付きます。
初日はこうした準備作業だけで終了し宿舎に帰還。
夕飯を食わせて貰った後、シャワーを浴びろと言うので行って見ると、そこには水瓶があるのみ。
柄杓で水を掬い体にブッ掛けろと言う訳ですが、しかし贅沢は言えません。見ていると、周辺の村人達は汚ったない茶色をした水の池で体を洗い、洗濯をしているのですから。
今まで何回か地雷原には連れて行って貰ったのですが、今回初めて寝るのにハンモックを使いました。
ハンモックと言っても蚊帳も付いていて、中々立派なものです。
でも神経がか細い私は中々寝付けません。しかしトム君とさおりさんはアッと言う間の高いびき。大したもんです、最近の若モンは。(ここも笑って下さい) 
朝は6時前に起床し、隊員達は朝食と活動準備を始めます。我々3人は又してもただボーッとしているのみ。
我々の飯が出て来ないので、こりゃ働かないので飯抜きかと心配していたら、後からちゃんと用意してくれましたが食うのもそこそこ6時40分頃には現場へ向けて出発です。
サンボーさんから昨日に続いてまた細かく説明を受け、その後プロテクターとヘルメットを着けて貰い、実際の活動現場見学が始まりました。
日中は気温が40度近くになるカンボジアの地で、それも地雷原と言う危険な場所で活動する隊員達の姿を見ていると、只々頭が下がります。
少しでも早く、この国から地雷が無くなる事を願わずにはいられません。
見学を続けていると、サンボーさんの無線機に地雷発見の報告が入りました。
現場に行って見ると、そこにはこの国で一番多く埋められている旧ソ連製の地雷・PMN2が土から僅かに顔を覗かせていました。
10分後に爆破処理すると言うのでその場にも立ち合わせて貰いましたが、爆破の瞬間は何度見ても動揺します。
あの小さな地雷一つで足が吹っ飛ぶのですから。人生が奪われてしまうのですから。
トム君とさおりさんも大変衝撃を受けていました。
 今回の地雷原見学が、この若い二人にとって今後、地雷について、平和について真剣に考えるきっかけになってくれれば、連れて来た甲斐が有ったというものです。
成果に大満足でシェムリアップに帰還した我々3人でした。


軍用トラック
我々が乗せて貰ったトラック


トム君とさおりさん
トラックの荷台のトム君とさおりさん


ぐったりの図
ぐったりの図


副隊長のサンボーさん達と私
副隊長のサンボーさん達と私・川広


出発前の隊員達
出発前の隊員達


途中の道
途中の道


仮宿舎近くの民家
仮宿舎近くの民家


仮宿舎近くの店
同じく仮宿舎近くのお店


地雷原近くの民家
地雷原近くの民家


近所の子供たち
近所の子供たち


色分けされた杭
地雷原で使う色分けされた杭


作業の図
作業の図


地雷探知機を使っての作業
地雷探知機を使っての作業の図


地雷発見
遂に地雷(PMN2)発見

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  1. 2012/06/28(木) 20:47:11|
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