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川ちゃんの「カンボジア生活日記」

「アキラ地雷博物館」でのボランティア活動の中で出会った人々のことや、日々の可笑しくも楽しいカンボジア生活を綴っていきたいと思います。

アキラさんとゆかいな仲間達

        5月30日(金)

前回の「本日のお客様」でご紹介させていただいた、アキラ博物館で以前ガイドをされていたという、三重県の市川さん。
今回、アキラさんを訪ねて8年振りにシェムリアップに来られました。
私はアキラさんから電話をいただき、市川さんを紹介してもらったわけですが、その市川さんがアキラさんの地雷原に行かれる時に、もちろん私もイソイソと同行させていただきました。
現在の現場はタイとの国境にあるポイペトという町の近くにあり、シェムリアップから車で3時間ほどだったかな。
途中、市場で昼食用の食材など買い込んだりしつつ。
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                      お魚も、お肉もあるよ。
CSHDのリーダーであるサンボーさんから今回の地雷原の説明を受けたところでアキラさんが登場。
市川さんとアキラさんは年齢もそんなに離れていなくて、仲が良い。しかも今回、地雷原まで連れて来てくれたドライバーのバーンさんはアキラさんとは長年の友達らしく、今日のアキラさんはなんだかニコニコと嬉しそう。
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        ニコニコご機嫌なアキラさん。                            左からリーダーのサンボーさん、バーンさん、アキラさん。 
 
今回の地雷原は、ジャングルというよりはむしろ草原。まずは草刈から。陰を作ってくれる木が無い場所での作業は暑くて大変! 
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「今回の地雷原は景色がキレイでしょう?」と、ちょっぴりノンキなアキラさん。うん、確かにキレイだわ。    って、いやいや、そこは、「暑くて大変」でしょう!? 笑。
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のどかな風景の中に、地雷が隠されていることを示す不気味なドクロのサインが。

日本からの懐かしい友達と、もう何年も一緒にいる友達に囲まれて嬉しいんでしょうね、地雷原では厳しい表情のアキラさんが、今日はこんな穏やかな顔をしている。
芸能リポーター並みにカメラを向ける私にも、余裕のサービススマイル。
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しかし、なんとなくホンワカなムード漂う今日でも、地雷はしっかり存在していました。
発見された地雷はベトナム製のMD-82B。カンボジアで多く使用されていたタイプです。
4~5㎏の重量で爆発。立って歩いている大人なら片足は失い、しゃがんでいる子供や、小さな子供なら命を奪われる可能性が高いと言われています。
この恐ろしい地雷を無事爆破処理。
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                       ベトナム製MD-82B
カンボジア、いや、世界中からこんな恐ろしい物が早くなくなりますように。
地雷原に来て、地雷が見つかる度に心で祈ります。

昼食を食べて、ちょっと休憩。 美味しい物を食べた後は、人は幸せになるのである。
「写真、撮って。撮って。」と、いつになくはしゃぐアキラさん。ハンモックがここまで似合う人は、そうはいないでしょうね。ふふふ。
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今日はアキラさんは、シェムリアップでの仕事の為、バーンさんの車で私達と一緒にシェムリアップに戻りました。
シェムリアップの事務所に到着すると、たくさんの人のお出迎え。
チョコチョコと走って来た愛娘のメタちゃんはいつも通り早速抱っこをせがんでました。ふふ、かわゆい。 アキラさんの腕の中はメタちゃんの指定席だね。
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ここは動物が多くて、私にとっては天国です。いつ来てもテンション上がりまくり。
先月はまだ籠の中にいたテナガザルちゃんも今はお外に出してもらって、人間にもすっかり慣れてました。お名前はリサちゃん。
おサル好きなワタシ。あまりのかわゆさに、初めて会ったその日から、この1ヶ月の間恋い焦がれていたリサちゃんをこんなに早く抱っこできるようになるなんて、もう嬉しくてたまらないわ。
 ほんのおチビさんだったのに、この1ヶ月ですっかり大きくなったワンコが台の上に上ってお見送りしてくれました。くぅぅ~、こちらもかわゆい!!
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この夜はパブストリートのメキシコ料理店、「VIVA」でお食事。
このショット、アキラ地雷博物館の歴代日本語ガイドです。アキラさんの昔ばなしなど、お話がはずみました。
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今回、センパイ二人のお話を聞いて、アキラさんって、本当にいろいろな人に助けられて、守られて、ここまで来た人だっていうことがしみじみわかりました。
辛い時期も、苦しい時期も、たくさんの人に支えられて、苦難を乗り越えてきたアキラさん。
人と人との繋がりに、改めて感謝。です。
楽しかった。   飲みすぎました。   でへへ。
    

 
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       時折、厳しい表情に戻るアキラさん。                              アキラさんの大切な仲間達


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  1. 2014/05/31(土) 01:10:59|
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本日のお客様。 さよなら5月。

          5月25日(日)

 閑散月の5月。   博物館、超ヒマです。
まぁ、でも仕方ないです。 普通に歩いているだけでも「ヒーッ!!」ってなる殺人的なこの暑さ。
そりゃぁ、お客さんも減るでしょうよ。  
でも、この死ぬほどの暑さの中でも、シェムリアップの街中から結構離れた博物館までお越しくださった皆様。 本当にありがとうございます。 
写真を撮影させていただいた方々のご紹介をさせていただきますね。

 5月11日にお越しいただいた、現在シンガポール在住の重盛さん
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 5月13日、HISのツアーでお立ち寄りくださった皆さん。  なんとも不思議なアングルで私が写り込んでおりますが、気にしないでください…。
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 5月19日は山口県にお住まいの原田さん。
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 同じく5月19日、HISのスタディーツアーのご参加の皆さん。
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 5月22日にお越しいただいた三重県の市川さん。
なんとこの方は、10年前にアキラ地雷博物館で日本語ガイドをされていた方なのです。 先輩です、センパイ!
今回、8年振りにアキラさんを訪ねてシェムリアップに来られたそうです。 
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さて、5月も残すところ 1週間あまり。
6月に入れば雨も多くなり、少し涼しくなってくれるでしょうね。  なんてホッとしてみたり、 でもすこーし寂しいのが、
マンゴーの一番美味しい季節が終わってしまうということだね。

かわちゃんこと川広さんは大のマンゴー好きだそうで、2013年の5月にもこのブログで書いておられますが、
4月中旬から5月中旬の1ヶ月でカンボジアでは、キング・オブ・マンゴー、「スヴァ―イ・クティッヒ」が食べれるのです。
かわちゃんのお薦めは「カフェ・モイモイ」のスヴァ―イ・クティッヒ、$1.5。
実はワタクシ、2週間前にも食べに行っているのですが、うーん、たしかに美味しい!さすが幻のマンゴー。
上品な甘みが口いっぱいに広がり、本当に美味しいのです! こんな美味しいマンゴーが驚きの$1.5で食べちゃえるなんて、カンボジアって、なんて素敵な国なのでしょう。
終わっちゃう前に、もう1回食べときましょ、ということで、先日また行って参りました。5月23日。おそらくもうこれで最後くらいでしょう。
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    カフェ・モイモイ。 店内はオープンでとても気持ちがいい。                 幻のマンゴー、スヴァ―イ・クティッヒ。

5月10日に食べた時よりも熟が進んでいて、旬の終わりが近付いていることを伝えておりますが、でも、それでも美味しいです。
最後に間に合ってよかった。
来年の4~5月にカンボジアを訪れる予定のある方、是非この幻のマンゴーをお試しくださいませ。

あと、忘れてはならないのが「カフェ・モイモイ」のすぐ近くにある$1カレー屋さん。
夏バテが進むと、食欲は減退、何も欲しくなくなりますが、そんな時にとても食べたくなるのが、日本のカレー。
お店が私のアパートから少し離れているので、そんなには通えませんでしたが、どんなに夏バテが進んでも、「$1カレーがあるから大丈夫!」と、暑い暑い4~5月の間。心に勇気と希望、です。 

この日も、モイモイの前に立ち寄って、カレーをいただきましたが、ああ、やはりいいですね~。 カレーは美味しい。
そんな美味しいカレーがたったの$1!   日本人の強い味方ですね。
ご飯を多目によそってくれるので、結構お腹いっぱいになります。
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                         $1カレー。美味しい!! 

 さて、来週はもう6月。  
 6月にはどんな楽しみが待っているのでしょう。 楽しみ!!


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  1. 2014/05/26(月) 02:14:50|
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カンボジアの結婚式

    5月17日(土)

  本日、カンボジア滞在3度目の結婚式に行って参りました。
かわちゃんこと川広さんの親友であり、私もこちらで何かとお世話になっている日本語ガイドのソティアレンの妹さんの結婚式。
 会ったことは無いのだけれど、噂に聞くところによると、妹さんは相当の美人らしい。これは楽しみである。いしし。
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 こんな感じの招待状をいただきます。かわいいでしょう?


 結婚式となるとカンボジアの女性は花嫁さんに負けず劣らずオシャレを楽しみます。
ひと月分のお給料が飛んじゃうよ、という金額のドレスを買ってみたり、3~4時間もかけてお化粧と髪のセット、爪のお手入れなどをして、まるで舞踏会に行くお姫様達みたいに着飾って行くのです。
と、いうわけで私も迎えに来てくれたシンデレラに連れられて、結婚式会場にレッツらゴー!
 まぁ、私はそんなに着飾ってもしょうがないのでオールドマーケットで$8で買ったワンピースに、パブストリートで2枚$10に値切って買ったショールを掛けて、お化粧もいつも通り、髪もいつも通り、爪は短く切っただけ、舞踏会に行くお姫様達に交じって花火大会にでも行くような感じでご出席。

 カンボジアの披露宴というのは、とくに高砂などがあるわけでなく、新郎新婦がどこにいるのかは神のみぞ知る…
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                 8人掛けの円卓が、数えきれないくらい並ぶ。         

 この日の招待客は1000人を超える大人数の披露宴だったので、ますます新郎新婦の姿は見つけにくく、まぁ、でも いつか見れればいぃっかー。みたいな。

 たいていステージがあって、そこの会場の専属の歌手が延々と歌い続けるのを聞きながら食事をするわけですが、私は初めての結婚式に出席する前日に言われたのが、
「もしもカンボジアの結婚式会場で、未来のお婿さんをgetしたいのなら、女性はお酒はあんまり飲まない方が賢明だよ。」
だったのですが、そのような色っぽいことはまったく考えていないので、すっかり暑さにやられている私は次から次へとビールを飲み続けるのであった。
 
 そのうち、いつものように人々はステージの前に集まって、いつものように踊り始めるのだけど、いつの間にか新婦をお姫様抱っこした新郎がお揃いの真っ白な衣装で踊りの輪に加わっていたり、ふとステージを見上げると新婦のお父様が酔いに任せてステージ上に上がり、マイクを握り歌い始めていたりで、日本の披露宴のような余興はないけれど、十分楽しめちゃう。
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     ステージで歌っているのは、専属の歌手。                   …    が、             あらら、お父様がマイクを…笑

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                   今回は、この切り株の周辺を踊りながら周るパターンでした。 

11時に始まった結婚式、15:00くらいから空席が見えるようになり、私達も15:30には会場を後にしました。
 美味しい料理でお腹もいっぱい、お酒もいっぱい飲んでちょっぴりほろ酔いだけど、お祝儀は忘れないようにちゃんとお祝儀箱に入れて帰らないとね。
日本みたいに最初に渡すのだと安心だけど、カンボジア式は帰る時なので、酔っ払って、渡すのをすっかり忘れて帰っちゃう人もいそうだけど、大丈夫なのかしら。

暑くて汗いっぱいかいちゃって、お化粧もすっかり取れちゃったけど、一応記念撮影ね。

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      左はシンデレラ、中央新郎新婦、右はほろ酔いの花火観光客                   こちらは美女軍団。いいですね~♪
      

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                         花嫁さん。本当にすごーくキレイな方でした。

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  1. 2014/05/22(木) 19:30:29|
  2. カンボジアの生活、文化、自然、果物
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本日のお客様

 5月6日(火)

 ここ最近、「本日のお客様」に手をつけることができずにおりました。
写真を撮らせていただきながら、いまだ掲載できていなかった方々、申し訳ございませんでした。
先週はGWという世にも楽しい連休のため、閑散期である4、5月の寂しさを忘れるほどたくさんのお客様が日本からお越しくださいました。
 と、いうわけで、連休期間中は休まずに博物館に通ったため、寄る年波には勝てず、昼間のガイドで疲れ切ってしまい、夜はバッタンキューでブログ更新の作業ができずにいたわけですが、連休を利用して来られたお客様は大半が、昨夜か今朝の飛行機で帰国されるので、今日は久し振りのお休みです。
手続きをしていたバイクのナンバーを朝から引き取りに行くことができたので、お巡りさんに見つかったら止められちゃってたノーナンバーのトマト号、これで大手を振って国道でもどこでも走り回れるわけです。ししし。
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 ナンバープレートを装備したトマトちゃんの雄姿

 さて、撮り溜めておいた「本日のお客様」をご紹介いたしますね。

4月23日にお越しいただいた長崎県にお住まいの岡さん
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4月25日は、日本人のお客様はお一人だけ。  大阪の月本さんです。
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4月26日、久し振りのスタディーツアー!ボランティアプラットフォームのツアーにご参加の学生さん達。
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4月28日はスケッチトラベルにお申込みの4名様に交じって、山口県からお越しの達也さんが中央でニッコリ。
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      翔さん、和輝さん、達也さん、慎一郎さん、裕樹さん

4月29日 福岡県にお住まいの阿部さん。
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こちらもボラプラのスタディーツアー。
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東京都にお住まいのタクさんです。
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 最大11連休のこのGW中は、本当にたくさんの方が来てくださり、そしていろいろなお言葉を残していかれました。

 すでに7組分のお写真が溜まっていた為、それ以上掲載できるスペースが無さそうだったのでもう写真は撮らせていただいてないのですが
某新聞社のカメラマンさんも地雷の撮影の為に来館され、2時間近く博物館にいらっしゃたでしょうか。  
 しみじみと、「ここは、来なければならない場所ですね。」と。
翌日来られた某自動車メーカーにお勤めの男性もやはり2時間近く滞在されて、同じことを仰ってくださいました。
人それぞれ考えがあるから、思想の違いは仕方ないかもしれないけど、でも、一貫して同じなのは「戦争はいけない」ということ。
でも、「戦争はキライ」だからと言って、見たくない物を見ないでいるのでは、ダメなのですね。過去の過ちを現実としてしっかりと知り、それを繰り返さないように、意識としてしっかり持つこと。それはとても大切なこと。
 「アンコール遺跡ももちろん大切ですよ。あれは素晴らしい遺跡だ。 でも、やはりカンボジアのこの陰の部分。ここを知らないままだと、カンボジアに来た意味が薄くなってしまいますよね。」
 そうです、そうです。 アキラさんがこの博物館を建てた理由。
戦争の悲惨さ、地雷の恐ろしさを一人でも多くの人に知ってもらって、そして忘れないよう。二度と繰り返してはならないことを知ってもらうため。
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                 子供たちのこの笑顔を守るためにも、戦争は二度と繰り返してはならない。     

 あ、あと、こんなことを言われた方もいらっしゃいました。
「アキラさんって、水島上等兵みたいですね。」
「ビルマの竪琴」の、水島上等兵。
野ざらしになっている膨大な数の日本兵の白骨死体を見棄てることができず、同じ部隊の仲間と一緒に日本に帰ることよりも、その無数の白骨死体を埋葬するためにビルマの地に残ることを決意した水島上等兵。
 形は違うけれど、「使命」というものにつき動かされているその姿は、確かに似ていると感じました。
 そう思うと頭の中で思い描くアキラさんの姿に新たに後光が差してきたりして、我ながら単純だなーなんて思いつつも、また更にアキラさんへの尊敬の念が強まってしまうのでした。
       
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               美しい夕日に出会う時、人は自らの使命を思う…   こと、ないですか?
 こうやって、博物館の中でガイドをしていて、いろいろな人に出会いますが、説明する側はこちらであっても、でも、みなさんのお言葉で毎日たくさんの発見があったり、感謝があったり。それが勇気になったり、エネルギーになったりと、本当に毎日お勉強です。
 最近は本当にヒマだったのでハンモックで読書してるうちに睡魔に襲われて、そのうち「ひぃ~、あっつ~」って言いながら目が覚めて、夏バテの寝ぼけ半分でガイドしちゃう時なんて、口がまわらなくて結構大変なのですが(……)、でも、この連休中はそんなうたた寝タイムも持てないほど、たくさんの方が入れ代わり立ち代りで来てくださって、素敵なお時間いただきました。 
 連休を利用して来てくださったみなさん、 アキラ地雷博物館にお立ち寄りいただき、本当にありがとうございました。

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   いつの間にか回廊の池に仲間入りした子亀ちゃん。体長はトビーの半分くらいかな?      博物館の壁に描かれた僧侶の絵。水島上等兵かも。

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  1. 2014/05/09(金) 15:18:52|
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生き続ける地雷

      5月1日(木)
4/25の夕方、アキラさんから電話がかかってきました。
「明日、地雷原、行きたい?」
アキラさんと私の会話は100%日本語です。
聞けば 現在、CSHDはシェムリアップから車で1時間の場所で地雷撤去作業をしてるとのこと。
明日は日曜日で、アキラさんのかわゆいお子さん達も地雷原に行くので、私も車に
便乗させてもらえるらしい。
もちろん、行きます!!。
と、いうわけで朝7:30にシェムリアップのアキラさんのofficeに集合。
このofficeにも動物がいっぱい。 ガチョウだかアヒルだかの一家がおケツを振りながら私達の横を通り過ぎ、水飲み場に直行。
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      美味しそうに水を飲む
生後2か月くらいのワンコもたくさんいて、お母さんワンコと一緒に出迎えてくれました。
おや?みんな人懐っこいワンコなのに、1匹だけ「ウ~ッ」なんて言ってる子がいるぞ。
あら、どこかで見たことのある子だな、と思ったら、それは前回、3月末に地雷原に行った時に、「地雷撤去人、サン君」の回で紹介したワンコだわ。ジャングルの中でたった1匹でいた小さな小さなガリガリワンコ。アキラさんに命を救われたのよね。
その地雷原での作業が終わってそこを撤退する時に、アナタもシェムリアップに連れて来てもらえたのね。ふふ。よかった。
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     まだもう少しだけ警戒中
「アキラさん、この子」とアキラさんを見ると、
「そう。前回の地雷原から、連れて来ました。」と、ニッコリ。
まだ人のことが怖いらしく、見慣れない人に対しては相変わらず遠巻きにワンワン言ってるけど、officeの人間や、アキラさんの子供達には懐いていて尻尾振ってくっついている。
よかったね。 あんなジャングルの中で一人ぼっちで、あの時アキラさんに出会わなければ、もう生きてなかったかもしれないよ。
籠の中にはむっちゃかわゆい子ザルもいました。 この子も地雷原で迷子になっていたのかな?まだ少し人に怯えてるけど、10年前にアキラさんが飼ってたお猿はむっちゃみんなになついてたから、この子もじきになついてくれるんじゃないかな。
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    早くみんなと友達になってね。
ひとしきり動物達と遊んで楽しんだ後、みんなでトラックに乗り込んで出発!
途中でディマイナーのみんなにお土産としてコーラやジュースを買い込んで、トラックはのどかな風景の中走り続けること1時間と少し、CSHDのキャンプに無事、到着。
子供たちは到着した途端にキャンプの中を走り回って遊んでいる。家族のように仲良しのディマイナーのお兄ちゃん達に会えて嬉しいんでしょうね。
この日はアキラさんはオーストラリアのテレビ局からの取材が入っていて忙しい為、アキラさんに代わって、前回、いろいろ説明してくれたサン君が今回も説明係。プロテクターとヘルメットをしっかり装着すると、いざ、地雷原へ!
     
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            行って参ります。                                      サン君とパチリ。


歩きながらいろいろ説明してくれるサン君。
「ここの地雷原では昨年、村人が被害に遭っているんだよ。地雷があるから誰も近寄れなかった場所を、CSHDが作業に入った。この辺りも以前は全部地雷原だったんだ。でも今は安全になったから、ホラ。」  と、指差した先には村人が植えたマンゴーの苗が。  
そんな話をしていると、ディマイナーの仲間がサン君を呼びに来た。
どうやら地雷が見つかったようです。  
 …って、え??もう??  私達が歩き始めて、10分も経ってないのに。
3月あたまに、初めて地雷原を訪れた時も、説明を受け始めて10分くらいで地雷が見つかったっけ。
シェムリアップの街中で生活していると、カンボジアには地雷がまだまだたくさん残されているということは頭ではわかっていても、なんとなく、遠い世界のように感じてしまっている自分もいます。
でも、違うんですよね。 カンボジアにはまだ500万個の地雷が残されている。その500万個というの数の重みを私達はもっと実感しなければならない。
私が博物館で案内している、「現在のカンボジアの地雷被害者は年間200人といわれてます。」 以前の、年間2000人という数に比べると、確かに随分減ったけれど、それだって、2日に1人の割合で誰かが被害に遭っているという現実。
「地雷は戦争が終わったことを知らない。」と言ってたアキラさんの言葉が、凄く重い物になって心にのしかかってきました。
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       この日 見つかった地雷                              命を懸けて地雷を処理するディマイナー達
私は、広島の人間です。 たった一度、落とされた原爆に、70年たった今現在もまだ苦しめられている人々の姿を見てきました。
原爆は人々の体の中に居座り、苦しめ続ける。  
地雷もまた、終わらない戦争の中で生き続けているのですね。

複雑な思いでキャンプに戻ると、取材の合間にアキラさんが愛娘のメタちゃんを肩に担いで歩いていました。
アキラさんはこの甘えん坊のメタちゃんをしょっちゅう抱っこしています。
「愛するたくさんの命のために、この国を絶対に安全な国に戻す」    
メタちゃんを肩に担ぐアキラさんの心の声が、聞こえたような気がしました。
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      アキラさんと甘えん坊のメタちゃん                    次男のミン君に朝食を食べさせる                                 
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  1. 2014/05/02(金) 03:06:05|
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