川ちゃんの「カンボジア生活日記」
「アキラ地雷博物館」でのボランティア活動の中で出会った人々のことや、日々の可笑しくも楽しいカンボジア生活を綴っていきたいと思います。
アキラ氏平和講演会のお知らせ
2019年9月22日(日)
ちょうど1年前の今頃は、アキラ氏の妻・ソカさん、子供のアマタ、ミン、メタ、そして地雷被害者で現在アキラ氏の作った地雷撤去NGO「CSHD」で活動しているポーイ君、通訳のオル君、私の7人で、日本全国を講演して廻っている最中でした。
22日は、前日に長崎市ブリックホール国際会議場での講演会を終えて沖縄に移動した日です。(沖縄では講演会は中止になっていたので、観光をしただけですが)
本当は、アキラ氏が主役の講演会の筈だったのですが、日本に渡る(9月2日)直前の8月27日に博物館内で起こった爆発事故により、博物館責任者のアキラ氏本人が日本に行けなくなった為に、主役を欠いた講演会となってしまいました。
主役をポーイに切り替え、脇をアキラ氏の家族とオル君と私で固める変則的な講演会となり、又、当初19の会場で予定していた講演会ですが、アキラ氏が行けなくなった事により5会場がキャンセルとなった為、東京や沖縄を除いた14の会場での実施となりました。
しかし、それでもその14会場では、各講演会主催者の方々の強力な支えにより、何とか無事に日本の皆様に戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝える役割を果たす事が出来、100%とは言えないまでも、ほぼ満足した形で講演会を終了する事が出来ました。
あれから1年・・・。
アキラ氏との面会を心待ちにされながらも、去年それが果たせず非常に残念な思いをされた御高齢の姉妹が千葉におられまして、その方々の御希望を何とか叶えて差し上げたいと、今年異例ではありますが、
何と東京近郊での講演会を企画致しました。
異例と申しますのは、講演会を企画するのも何かと骨が折れるので、私の中では5年に1度と決めていて、最初が2013年、そして去年の2018年、次は2023年の予定でした。
しかし、先程申しました様に、アキラ氏との再会を夢見ながらもそれが果たせなかった姉妹の為に、又、アキラ氏の方も、お二人にお会いしたのはもう20年以上も前の事なのに、お二人の事をよく覚えていて、是非もう一度お会いしたいと言うものですから、だったら私がひと肌脱ごう、今年アキラ氏を東京に連れて行こうと決め、それなら良い機会だからと講演会を企画した訳です。
最初は東京だけで考えていましたが、千葉、宮城、愛知の方からも講演会御協力のお返事を頂き、最終的に下記会場での講演会を実施するところとなりました。
御高齢の姉妹とは、お名前を綿貫さんと言われて、1997年、アキラ氏が最初の地雷博物館を建てるべく、その資金稼ぎの為に日本語の遺跡ガイドの仕事をしていた時、アキラ氏から直接ガイドを受けられた方々でして、その息子さんが2017年9月に来館され、その時お母様から託された、1997年当時のアキラ氏がガイドをしている写真をスライドにしたものをDVDに収めて、届けて下さったのです。その事は、2017年9月24日のブログ
「アキラ氏の日本語ガイド時代の写真」
で御紹介しています。
それから又アキラ氏との交流が復活し、昨年再会する約束をしていたのですが、それが果たせなかったので今年こそ両者の約束を果たさせて差し上げたい、言ってみれば、それにかこつけての講演会と言う訳ですが、まあ、動機はどうあれ、元少年兵で今や地雷撤去のスペシャリストとして世界的に有名なアキラ氏が日本で講演会をするのですから、御用とお急ぎの無い方は是非お立ち寄り下さい。お待ちしています。
日程は下記の通りです。
① 日時 10月26日(土)13時~15時
会場 清泉女子大学
東京都品川区東五反田3-16-21
集客人員 100人
対象 大学関係者以外の方もOKです
チケット金額 任意の募金
主催「チームTorimitsu」
担当;鳥光宏氏(駿台予備校古文科講師)
090-2321-6691
Torimitsu726@gmail.com
② 日時 10月27日(日)14時開場 14時半開演
会場 大手町スペースパートナー
東京都千代田区神田錦町2丁目11番地7小川ビル4階
集客人員 100人
対象 一般
チケット金額 1500円
主催「株式会社KMT」
担当;大房明良氏(行政書士)
070-4200-4733
a.ofusa@k-m-t.jp
③ 日時 10月31日(木)18時~20時
会場 蔵王町ふるさと文化会館(ございんホール)
宮城県刈田郡蔵王町大字円田字西浦5
講演会タイトル 「不撓不屈の勇者たち」-生涯をかけて地雷除去に挑む-
集客人員 200名~300名
対象 一般
チケット金額 2000円
主催「白石蔵王倫理法人会」
担当;羽田千賀子さん
090-6223-4791
zaochikako@gmail.com
④ 日時 11月2日(土)
会場 14時~16時 萬福寺
千葉県松戸市小金原3-1-6
集客人数 120人
19時~21時 森のホール21(松戸市民会館)
千葉県松戸市千駄堀646番地の4
集客人数 200人
対象 小学生からお年寄りまで、世界の平和、地雷について0から一緒に
学びましょう!先着30名様にはプレゼントもあります!
チケット金額 無料
主催「なかよし学園」
担当;中村雄一氏
047-704-9844
nakayoshigakuen.office@gmail.com
⑤ 日時 11月3日(日)14時~
会場 小牧市役所 2F多目的ホール
愛知県小牧市堀の内3丁目1番地
集客人員 100人
対象 一般の方
チケット金額 無料
主催「NPO法人//ふれあいサロンさん・さんガーデン」
担当;速水洋義氏
0586-84-3305
sansangarden@gmail.com
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2019/09/23(月) 11:57:21
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博物館関連
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妻の実家・タケオへの帰省旅
9月8日(日)
今回のブログのテーマは、アキラ氏や博物館、カンボジアの世間一般とはおよそかけ離れていて、大方の人にとって興味も関心も無く、面白くも何とも無い私の家族の話題ですので悪しからず。
今月1日から5日まで、ウチの家族3人と、シェムリアップに住んでいる妻の兄姉妹の家族13人と一緒に、ワゴン車をチャーターして妻の実家のタケオに行って参りました。
妻と子にとっては、3月にシェムリアップに出て来て一緒に暮らす様になって以来、初めての里帰りです。
(もっとも、つまらない事がきっかけでイヌも食わない夫婦喧嘩をして、荷物をまとめて帰り掛けた事は2回程ありますが・・・
1度目は荷物を詰めかけた段階でやめましたが、2度目はついこないだですが、私が「タケオへ帰れ」と怒鳴った所、本当に荷物を部屋の外まで運び出しました。危なかった~
それ以来、怒鳴る事は絶対に止めると誓わされました。ハハハ)
妻は7人兄弟の上から5番目(四女)で、タケオに長女、次女と下の弟(次男)が住んでいて、上から3番目の兄(長男)と姉(三女)、妹(五女)がシェムリアップに住んでいます。
その4家族総勢16人で、一緒に里帰りしました。
まあ、我が家にとってちょっとした用事が有ったのも事実ですが、それ以上にカンボジア人は兄弟姉妹の結束力が強くまた親を大切にするので、良い機会だから皆で一緒に里帰りし、両親の喜ぶ顔を見ようと言う事になった訳です。
タケオと言う州は、カンボジアの南部の州で、南端はベトナムに接しています。
プノンペンから真南に約80キロ、シェムリアップからは約400キロの地で、朝7時にシェムリアップを出発して着いたのが14時半でしたから、昼食時間を除いて約7時間掛かった計算になります。
このタケオは、1992年に日本の自衛隊がUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)に参加して、PKO活動の為に史上初めて海外派遣された際に宿営地を構えて道路建設などに従事した地であり、日本とも因縁浅からぬ場所です。
しかし、もう活動を終えてからも25年以上経っているので、当時の事を覚えているかと義父と義母に尋ねて見ましたが、全く記憶に無いとの事でした。
私がこのタケオに行くのは、今回が4回目です。
初回は、今や義理の弟と妹になったソテアレン(私の息子と同じ34歳で、私がカンボジアに住み着いた2011年からの知り合いで、最も信頼しているカンボジア人)とチャントリア(妻の妹)の結婚式に出席する為に行った2016年6月です。
2回目は、そのソテアレンとチャントリアとの縁で結婚する事になった妻・チェンダーとの結婚式を挙げに行った時ですから去年の10月です。
3回目は、今年3月に妻の従兄弟の結婚式がありそれに参加する為でしたが、結婚したとは言えそれまではタケオとシェムリアップで別々に暮らしていた妻と子をシェムリアップに連れて帰る所となりました。そしてそのまま家族3人での生活が始まり、今に至っています。
行くといつもながら兄弟全員とその家族が親元に集まり、カラオケで唄ったり踊ったりと昼間から連日どんちゃん騒ぎとなります。
こうした所に、今の日本では希薄になりつつある家族の絆の強さを感じて、暖かい気持ちになります。
今は雨季であり、タケオ滞在中も毎日雨が降りましたが、その雨の中を両親とシェムリアップ組総勢18人で観光にも出掛けました。
タケオにも、有名な観光地がいくつか有ります。と言っても、まあ、殆どが遺跡や寺院ですが。
そうそう、そう言えばカンボジアにしては珍しい「プノン・タマウ」(プノンはクメール語で山の意味)と言う動物園もありました。
その中で、一番有名なプノン・チソー(山の上の遺跡)は前に来た時に行ったので、今回はこれ又車をチャーターして2時間掛けて「キリ・カンボジア」と言うお寺を訪れました。
ここは、大小取り混ぜて87000体もの金色の仏像が安置されている事で有名なお寺です。
カンボジア人は敬虔な仏教徒が殆どですから我が一族もその例に漏れず、雨の中を傘も差さずに礼拝を続けました。
しかし私はと言えば葬式の時だけの名ばかり仏教徒ですから、只々皆の後をのこのこ付いて廻っただけですが。
この「キリ・カンボジア」で昼食を摂った後、次に向かったのは「プノン・ダー」と言う6世紀頃に作られた遺跡です。ここは何と142段もの階段を登らなければならず、さすがにお父さん、お母さんは登りませんでしたが、私は老骨に鞭打ってと言うか妻に支えられながら何とか頂上まで辿り着きました。
もうヘトヘトでしたが、下界を見下ろすと緑の美しい水田がそこかしこに広がっていて大変牧歌的であり、疲れた体に一服の清涼剤となりました。
ここを後にして家に帰り着いたのは夕方5時頃でしたが、それから又飲めや歌えのどんちゃん騒ぎが始まったのは言うまでもありません。
こうして、妻の両親、そして親類縁者との絆をより深める事の出来た5日間の旅を終えてシェムリアップに帰って来ました。
よ~し、また、明日から博物館の仕事を頑張るぞ。
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2019/09/10(火) 22:56:28
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