川ちゃんの「カンボジア生活日記」
「アキラ地雷博物館」でのボランティア活動の中で出会った人々のことや、日々の可笑しくも楽しいカンボジア生活を綴っていきたいと思います。
タイ・チェンマイのランタン祭り
11月12日(日)
10月31日から11月6日までタイに旅行したのですが、4日頃から風邪気味になり、帰国後完全に拗らせてしまって、3日間ダウン。10日、11日と2日間は何とか博物館で久しぶりにガイドを努めはしたのですが、今日もまだ完治せず、と言った具合です。
咳が出て、鼻はグズグズ、声はガラガラ。
その声は、初め浪曲師の広沢虎三
(誰も知らんわな)
だったのが、今は笑福亭鶴瓶位には回復してますが
(どんだけの違いやねん)
。
前回のブログに書きました通り、10月25日にお寺で厄払いをして貰ったにも関わらず、まだ厄が落ち切っていないのか、或いは本当ならもっと酷くなる所が3日ダウンで済んだのか、真偽の程は定かではありませんが、まあ、何せシンドイです。
前にはしょっちゅう風邪を引いていたのに、最近は殆ど引いて無かったので、厄払いが却って災厄を引き寄せたとか・・・・ああ、仏様、ゴメンナサイ。こんな罰当たりな奴は
ホットケ
なんて言わないで下さい。
ガハハ
さて、今回のブログは、そのタイ旅行について書こうと思います。
今年の5月頃、シェムリアップに住む在住日本人仲間の氏本さんから、11月にタイのチェンマイで行われるランタン祭りを見に行こうと誘われ、来年の「アキラ氏日本平和学習講演会」が終わるまでは、他の事にエネルギーを注ぎたくない私としては、余り乗り気では無く、ランタン祭り自体に興味も関心も無かったので、最初は誘いを断っていました。
しかし、余りに熱心に誘う為、イヤイヤながらも氏本さんの顔を立てて行く事にしたのですが、これが行ってビックリ見てビックリで、今は本当に行って良かったと思っています。
と言いますのは、そのランタン祭りの、夜の闇を彩る幻想的な光の祭典にすっかり魅了されてしまったからです。
ロウソク(本当はロウソクではありませんが)の炎で照らされた数千個の灯籠が一斉に夜空に舞い上がり、風に流されてゆっくり遠ざかって行く光景は、まるで星々がシンフォニーを奏でているかの様です
(ちょっとカッコ付け過ぎました)
。
まあ、何れにしても、生きている間にいいものを見せて貰いました。
一人でだったら、まず行く事は無かったでしょうから。
ランタン祭りと言うのは、コムローイ祭りとかイーペン祭りとか言うそうで、タイのチェンマイで毎年11月の満月の夜に開催される仏教のお祭りで、ブッダへの感謝の意味を込めて皆で一斉にランタン(コムローイ、灯籠)を打ち上げる行事との事です。
今はチェンマイの中心部から10キロ位の地にあるメージョー大学でコムローイを一斉に打ち上げる有料(100ドル位)のイベントが人気だそうですが、我々はそれには参加せず、1個150円から300円位のコムローイを5個買って、ターペー門近くのピン川に掛かった橋の上で午後7時きっかりに油紙に火を点けました。
一応開催時間は7時から1時となっていましたので、我々真面目な日本人は(ああ、氏本さんの奥さんと子供達はカンボジア人でした)、6時から橋の上に待機し、7時になるまで辛抱強く待ったのですが、周りの外国人たちはもう6時を過ぎた頃からあちらで1つ、こちらで1つと言う具合にフライングで上げてはいましたが。
この上げる作業が結構難しく、火を点けてコムローイの中の空気を十分暖めてからでないと、また風の流れも読まないと上手く上がらず、すぐに落下して燃えてしまいます。
あちこちで失敗もあり、他の人の失敗を見ては「このヘタクソ」と笑っていましたが、我々も5個の内2個失敗してしまいました。
まあ、紙が破れていた事が大きな失敗の要因ではあるのですが、このヘタクソ。
でもまあそういう失敗はあっても、夜空を焦がす光の祭典とも言うべきこの「ランタン祭り」は、一見するに十分値する感動的なショータイムでした。
この「ランタン祭り」見学が、今回の旅行のメインではあったのですが、その他にも今まで知らなかったタイの魅力に様々触れる旅となりました。
10月31日の朝、「ビレ・ボンタムバス」でシェムリアップを出発し、国境の街ポイペトへ。
同行者は氏本さんの家族4人(夫婦と9歳、4歳の男の子2人)と氏本さんの大阪の幼馴染である川口さん兄弟、そして私の7人。
私はタイに行くのはこれが2度目。1度目は2014年2月に日本に帰国する前にタイ・バンコクに立ち寄り2泊しましたが、その時も陸路でした。
このポイペトで出国手続きをし、それから歩いてタイ・アランヤプラテートの入国管理局に行き、入管手続きをしたのですが、ここで一大騒動が勃発・・・・。
でも、その事を書くと関係各位に迷惑を及ぼしますし、書く許可も得ていませんので、もし許可が出れば次回のブログにでも書きますので、余り期待せずに待っていて下さい。
さて、タイに入国した我々は、そこから車をチャーターしてタイ・バンコクのドンムアン国際空港へ。
そして夜の7時45分発のLCC航空「NOK AIR」に搭乗しチェンマイへ。
そのチェンマイに4泊し、「ランタン祭り」の他に古都であるチェンマイの街をそぞろ歩いたり、数多くのお寺や王様の別荘、庭園などを散策しました。
チェンマイでは、在住者であり、こちらも氏本さんの大阪の幼馴染で川口さん弟の同級生である山口千明さんに無料でガイドを引き受けて貰い、大助かりでした。
チェンマイ4泊の後はチャーターした車でチェンライに移動し、ここで2泊しました。
千明さんも一緒です。
チェンライでは、お寺巡りの他に首長(くびなが)族であるカレン族の観光村を訪ねたり、お茶畑やゴールデントライアングル(タイ、ラオス、ミャンマーがメコン川で接する地帯)を訪問したりと充実した時間を過ごしました。
勿論、夜飲み歩いたり、有名なタイ式マッサージを何度も受けた事は申すまでもありません。
チェンライ2泊の後、11月6日の朝、チェンライ空港からまた「NOK AIR」でドンムアン空港に飛び、そこから車を乗り継いでシェムリアップに帰り着いたのが夕方7時でした。
誰かが言っていましたが、トラベルとはトラブルと同義語だと言う事で、この1週間の間様々なアクシデントにも見舞われました。
同行者が、空港で他人の荷物と取り違えて、12時間余り気が休まら無かったとか、同じく空港で大事な思い出のナイフを没収されたりとか。(私も前に、カッターナイフやハサミを空港で没収された事がありますが。)
風邪を引いてしまった事もトラブルの一つでしょう。
何せ、タイでもチェンマイやチェンライは相当北部に位置し、カンボジアよりも大分寒かった為、殆ど全員が風邪を引いてしまいました。
あと、最後のカンボジア入国時にも、川口さん兄弟がビザを取る必要が有った為多少のトラブルはありましたが、それでも全体的には全て想定内のトラブルだったと思います。
怪我をしたとか、大金を盗まれたとか、時間に遅れて予定した事が出来なかったとか、そんな事は一つも無かったので良しと致しましょう。
面白いと言うか、行ってみて初めて知った事も幾つかありました。
兎に角タイは道が綺麗。
バンコクは大都会ですから、当然道も広く綺麗でしたが、チェンマイやチェンライの小都市でも、道はカンボジアに比べると遥かに綺麗でした。
それから、意外と物価が安い。衣料品や食料品など品数が多く、カンボジアよりも安い物が多くありました。
カンボジアから商売人が、交通費を払ってでもタイに買出しに来る理由が分かりました。
それから、大変面白いと言うか、ある意味怖い事が一つ。
朝の8時と夕方6時に国歌が流れて、国民は動きをストップしなければなりません。
歩いている人も、何か作業をしている人も、その場で暫く動きを止めるのです。
私が子供の時に見たテレビドラマ「時間よ、止まれ」の世界です。
国家、並びに国歌に敬意を表すという意味なのでしょう。
それから、これは面白くは無くて、むしろ腹が立ったし、この点はカンボジアの方が勝っていると思った事ですが、それは、タイのホテルには歯ブラシセット、フェイスタオルが置いて無いと言う事です。
カンボジアでは、どんなに安いホテルでも歯磨きセットやフェイスタオルは置いていますが、千明さんによると、タイでは大抵の所に置いて無いとの事。
実際我々が泊まった2つのホテルとも、バスタオルが1枚置いてあるだけで、歯磨きセット、フェイスタオルは有りませんでした。まあ、小さい石鹸とかシャンプー位は置いてありましたが。
この点は、カンボジアが勝っていると思った次第です。
まあ、そんなこんなで楽しい一週間を過ごしたのですが、帰って来てからは風邪でシンドイし、仕事も一杯溜まっていて、何かと気の滅入る今日この頃です。
憂さ晴らしに、パアッと飲みに行こうっと。
デヘッ
タイ・アランヤプラテートへの入国
チェンライ空港からバンコク・ドンムアン空港へ LCC NOCAIRチェックイン窓口
チェンマイ美人とのツーショット
カレン族(首なが族)の女性
お茶畑で記念撮影
後継者募集中
お問い合わせは joyful57@hotmail.co.jp(川広)まで
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2017/11/12(日) 19:55:23
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