ワット・プノン12月2日(日)
11月27、28日と、カンボジアの首都プノンペンに行って参りました。
シェムリアップからは距離にして約320キロ。途中、休憩を入れてバスで約5時間半の長旅です。
プノンペンに行くのは今回で3回目。来年6月に、アキラさんの講演会を日本で行う計画が有り、その支援要請の為プノンペンの或る企業を訪問しました。詳細が決まりましたら、またこのブログやホームページで発表致しますので、楽しみにお待ち下さい。
さて、プノンペンに来た主目的を早々と済ませ、後の楽しみは夜のお散歩です。
しかし、街にネオンが煌くにはまだ大分早いので、沸き立つ煩悩を少しでも抑えようと、「ワット・プノン」へお参りに行きました。
ワットはお寺、プノンは山。クメール語で「山の寺」と言う意味です。
14世紀に、信仰心が厚くお金持ちのペン夫人が、メコン川に流れ着いた流木の中に仏像を発見し、それを奉納する為に建てたお寺が「ワット・プノン」であり、この山がペン夫人の山(プノン)と呼ばれた事が、プノンペンの街の名前の由来と言われています。
山と言うより小高い丘ですが、階段を上って行くと本堂が有り、中に大きな金色の仏像が安置されていて、信心深いカンボジア人、また観光の外国人が大勢お参りしていました。
そして本堂の裏にはこのお寺のシンボルとも言うべきストゥーパと呼ばれる尖塔が聳え立っていました。周辺は公園となっていて、信仰の場であると同時に憩いの場でもあるようです。
ワット・プノンのストゥーパ煩悩を鎮めるには成功したもののまだ外は明るいので、もう少しプノンペンの街を見て回りました。
この街は今凄い発展を遂げつつあります。高層ビルが次々と建ち、携帯ショップが軒を連ね、家電ショップには薄型テレビや大型冷蔵庫、美容器具と言った商品が並び、日本と何ら遜色有りません。バイクやトゥクトゥク、シクロに混じって高級車も数多く走っています。
しかし、アイフォンを操り高級レストランで食事をしている人も居る一方で、裸足に上半身裸で、その高級レストランで物乞いしたり、ゴミを集めている子供たちも大勢います。
整備された公園や外国大使館、高級ホテル、レストランと隣り合わせに、富を持たぬ人々のあばら家が軒を連ね、公園や河畔の憩いの場には、スーツ姿の財を成したカンボジア人が美人の彼女と語らうその横で、定職を持たぬか或いは日雇い暮らしのボロを纏った人々が、天を仰いで寝転がっていて、正に富める者と貧しい者が混在する混沌とした街です。
建築中の高層ビル
建築中のビル
路上理容店
トンレサップ河リバーサイド内戦以前は電車が走っていたプノンペン駅やオールドマーケット、セントラルマーケットなどの市場を見学している内に夜の帳が下りて来て、いよいよ待ちに待ったゴールデンタイムです。
プノンペン駅
セントラル・マーケット
オールド・マーケット「ワット・プノン」で抑えた筈の煩悩の炎がメラメラと燃え上がり、身体が自然に煌くネオンに吸い寄せられて行きます。
嫌がる私を無理矢理相棒の古川さんが
(ウソです、連れて行かないともう口を利かないと私が言った為に連れて行ってくれました)、
「モエパラ」なる店に案内してくれました。
ここは日本人が経営しているお店で、噂に聞いた東京・秋葉原のメード喫茶の酒場バージョンです。
店員の可愛いカンボジア人の女の子達が、黒いメイドのコスチュームに身を包み、接客すると言う何とも気色のいい店です。店内にはアニメソングが流れ、DVDで何かのアニメを上映しています。
「萌え」だとか「パラパラ」だとか、そちら方面系の方には楽しいお店だと思います。
しかしはっきり言って、私はそちら方面にはあんまり興味が無いので、今ひとつ盛り上がりに欠けました。と言いながらもしっかり女の子と拙いクメール語での会話を楽しみ、お陰で写真を写すのをすっかり忘れてしまいましたが・・・。
早く帰りたがる古川さんを尻目に、きっちり2時間は居たでしょうか。
プノンペンにはこの他にもオカマバーだとかガールズバーだとか日本でお馴染みの酒場が一杯有る様です。
しかし、さすがにカラオケ・バーは未だ無い様ですが。
日本に居る時、東京の新宿歌舞伎町、大阪の北新地、ミナミ道頓堀と並ぶ
(ホンマかいな)岡山の田町界隈をブイブイ言わし、
「夜の帝王(切開)」又の名を
「(朽ちかけの)ネオンの蝶の止まり木」と呼ばれた私にとっては、ホントに心躍る街です。私の行き付けだったお店
「スナック・まりも」を思い出した楽しいひと時でした。
弘子ママ~、元気か?
トンレサップ河とカンボジア日本友好橋
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- 2012/12/02(日) 00:53:19|
- 旅行、探検ネタ
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