バスの横断幕 『2012年12月7日~10日 リリーフセンター研修旅行』12月16日(日)
ここカンボジアは雨季も明け、今は一年で一番いい季節。
日本ではとても寒い日が続いている様ですが、こちらは朝晩は涼しく日中は太陽ギラギラ。
そんな中、7日から10日まで3泊4日で、博物館の子供たちとスタッフ総勢50名超で、ベトナム国境の地・「モンドルキリ」に研修旅行に出掛けました。
「モンドルキリ」は、北隣りの「ラタナキリ」と並んでコーヒーの産地として、また美しい滝が有る事でも有名です。
シェムリアップは平野で山が殆どありませんが、ここは標高800メートルの広大な高原地帯で、同じカンボジアでも景色が全く違います。
朝5時に貸切バスで博物館を出発し、途中朝食、昼食とトイレ休憩を挟んで、「モンドルキリ」の宿泊地「ロングビボル・ゲストハウス」に到着したのが夕方5時。
朝4時半に博物館集合と言われ、何でそんなに早くと思いましたが、さもありなん。
バスで登るには余りに傾斜がきつく、途中全員降りて歩いたり、トイレが無いので草むらで用を足したり、中には大をする猛者も(ワオッ)・・・私ですが。
そんなこんなを経ての、ちょうど12時間の長旅でした。
部屋割りを終え(私はイギリス人ボランティアの若者ポーキーと相部屋でした)、シャワーを浴びた後夕食を食べに外のレストランへ。
さすがに高原の地で、もうこの時間になると上着が無くては寒くて風邪を引きそうです。
空を見上げると、さすがは高原の地で(もういっか)、きらめく星で埋め尽くされています。
(ただし、10日にバンテアイスレイに戻って来た時、空にはやはり無数の星がきらめいていて、それはそれは綺麗でした。シェムリアップでも、街中以外では日本とは比べ物にならない程星が綺麗だという事を初めて知りました。まあ、夜は大抵酔っ払っていて、空を見上げる事など殆ど無いので知らなかっただけなのですが。)
2日目は2箇所の滝(ブースラー滝、モノロム滝)や象の居る村、コーヒー園、バナナ園の見学や、ネアックターと言う土地神へのお参りをし、3日目には地元の市場や昨日とは別の滝、イチゴ園、パイナップル園の見学、プータン村と言う山岳少数民族の住む村を訪問し、竪穴式住居の様な伝統的家屋の見学、松林で弁当を広げ、夕方には山の頂のシーフォレストで夕日が沈むのを鑑賞しました。
ブースラー滝では子供達は民族衣装に着替えて写真を撮りまくり、モノロム滝ではスケッチをし、ネアックターでは手首にミサンガを結わえて貰い、プータン村ではそこの子供達に歯ブラシ、シャンプーなどの支援品を配り、松林ではレーン・サイと言う鳥の羽を使っての遊びをしました。そして4日目に帰途に就きました。
4日間を通じて、これまでに無く子供たちと密着し、それぞれの子の特性に触れる事が出来ました。
それぞれにハンディを背負いながらもどの子も微塵もそうした影を見せず、天真爛漫で、本当に役者揃い。
帰りのバスでは、宿題のポエムの発表。それぞれに「モンドルキリ」で見た事、感じた事を詩にして発表しましたが、随所で笑いを取っていました。残念ながら私は意味がサッパリ分らず、笑いには付いて行けませんでしたが。
後は歌とダンスタイム。モンドルキリの民謡らしき歌を唄ったり、ポップスや流行歌をカラオケで唄ったり。歌もみんなホントに上手いですが、私も歌では負けてはいられません。飛び入りでみんなに割り込んで、アカペラで『古城』を唄ってやりました。拍手大喝采と思いきや、みんなキョトンとしていましたが。
ダンスタイムでは特に女の子が元気よく、ガンガンに踊りまくっていました。生まれ付きの四肢障害で腕が無い子や足が無い子も元気一杯踊っていました。私も駆り出され、年甲斐も無くバスの通路に立って腰を振り振り踊りましたが、お陰で、帰って来てから足腰痛の後遺症に見舞われた事は言うまでも有りません。
こうして4日間の、しんどくも楽しい研修旅行を無事終える事が出来ました。
毎年恒例になっている様で、去年も有りましたが去年は私は膝を痛めていて参加出来ませんでした。
今年やっと参加出来、来年も是非参加出来る様、今から酒の飲み過ぎとスピードの出し過ぎに注意し、身体をケアして行きたいと思っています。(出来るかな?)
話しは変わりますが、今日は日本では総選挙の投票日です。
混迷の時代らしく、政党が乱立し、皆さんどこに投票すべきか迷われている事でしょう。
戦後初の本格的な政権交代が行われ、民主党に期待した人もその体たらくに失望し、やり場の無い怒りを抱えたままでの総選挙です。
過去の反省の全く無いまま、勇ましい事を言っている政党も有りますし、言う事とやる事が真逆の口先政党も有ります。坂本竜馬を気取っては居ますが、実態はファッショの党も有ります。
多くの若者が非正規雇用で将来に展望が持てず、子供を育てる環境の不備で少子化が進み、老後に対する不安が付き纏い、沖縄の基地問題は解消されず、大震災の復興は遅れ、原発事故に対する検証も反省も進まない、そうした中で消費税を増税し更に国民生活を苦境に陥れる政治が行われ様としています。
真に国民生活に目を向けた政治家を選ぶのか、自己の保身にのみ汲汲としている政治家を選ぶのか。大事な選挙です。
自分が投票せずにいて、遠くカンボジアの地から叫ぶだけで全く無責任では有りますが、皆様、どうか棄権せずに投票に行って下さい。
選択肢としては
1 消費税増税を許すのか拒否するのか
2 原発を廃止するのか継続するのか
3 憲法9条を守るのか戦争の出来る国を目指すのか
4 アメリカべったりで行くのか本当の独立国を目指すのか
5 国民に目を向けた政治なのか一部の大企業中心の政治なのか
こうした項目を選択基準として、投票にお出掛け頂きたいと思います。
宜しくお願い致します。
ブログでは政治的発言は極力しないつもりでしたが、今日は投票日と言う特別な日ですので、どうぞお許し下さい。
ここのところマジネタが続いていますが、次回はまた私らしく砕けて行きますので、見捨てない様お願い致します。
水牛のモニュメントの前で
「ブースラー滝」の前で
民族衣装に着替えて
「モノロム滝」の前で
モンドルキリの高原
象の居る村で
コーヒーの木
バナナの木(本当は木ではなく、草だそうですが)
来る途中に見たゴムの木のプランテーション
道中で見掛けたカンボジア特有の車の荷物の積み込み
道中のシジミ売り これがみんな大好きです。
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- 2012/12/16(日) 02:05:54|
- 博物館関連
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| トラックバック:0
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| コメント:2
こんばんは。こちらは、盛り上がらないままに衆議院議員選挙が終わりました。結果は自民党の圧勝でしたが、今回は民意との差が話題になっています。なにせ4割の得票で8割の議席を得る小選挙区選挙の怖さがわかったようです。そのことが大新聞でも語られています。死票の多さも取り上げられています。これから先が不安ですが、来年に参議院議員選挙を控えていますので、さすがに無茶はできないだろうと希望をもっています。でも、数が数だけに警戒を緩めてはいけませんね。
すごい研修旅行でしたね(*_*)旅行の中で、結びつきも深まったことでしょうね(^-^)まあ、おっさんにとっては、ついて行くのが大変だっただろうと思うのですが・・・子どもたちは、生き生きとしていてとっても喜んでいることがわかります。毎年、楽しみにしているのでしょうね。
年もおしせまってきました。年賀状や大掃除をいつやるかで悩むこの頃です。川ちゃんもいい年末をお過ごしくださいね。では、また(^_^)/~
- 2012/12/18(火) 21:11:49 |
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- カズ #-
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選挙は惨憺たる結果に終わりましたが、歴史はアウフヘーベン。後退を繰り返しながらも確実に前へ進んで行く、そう信じて希望を捨てずに前を向きましょう。
しんどいながらも楽しかった「モンドルキリ研修旅行」も終わり、いよいよ年の瀬です。と言ってもこちらは毎日暑い日が続いていて、全く実感はありませんが。年が明けると、私に残された期間もあと1年。
応援団員獲得と6月の日本でのアキラ氏講演会の成功、私の後継者確保の3項目に全力で取り組んで行きたいと思います。
- 2012/12/19(水) 00:00:11 |
- URL |
- 川ちゃん又の名をジョリー #chUQYzFk
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