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川ちゃんの「カンボジア生活日記」

「アキラ地雷博物館」でのボランティア活動の中で出会った人々のことや、日々の可笑しくも楽しいカンボジア生活を綴っていきたいと思います。

「クメール正月顛末記」その2

正月飾り
正月飾り


4月28日(日)

暦上のクメール正月は14日から16日迄で、もうそれから2週間近く経過していますが、正月行事はまだ続いています。
恐らく今日も何処かのお寺では、まだ特別行事をやっていると思われます。
先週の日曜日も、カンボジア人の友人であるソテアレンとその彼女のチェントリアンに連れられて彼の実家の菩提寺に行きましたが、正にそこは日本の縁日の様な情景で、屋台が一杯出ていて境内は若者や家族連れでゴッタ返し、色々なゲームやダンスを楽しんでいました。それも顔中、いや頭のてっぺんからつま先までベビーパウダーの白い粉を付けて。
この白い粉を塗ると言う行為はどうやらタイから持ち込まれたものの様で、何でも邪気払いらしいですが、もう無礼講で男女入り乱れて髪の毛や顔にこれでもかと塗りたくっています。
当然服から持ち物から何もかもが真っ白で、後が大変だと思いますが、まあこんなチャンスは滅多に無いでしょうからやりたい放題です。
私も可愛い女の子を見つけたのでベビーパウダーを持って近付きましたが、キッと睨まれて怯んだ隙に反対に餌食になってしまいました。
黒いカバンに付いた白い粉は、中々落ちないんだわなあ。

これは先週の出来事ですが、さてそろそろ先週予告しました、正月最中の「思い出すだに身の毛もよだつトンデモナイ話し」に触れなければなりません。
それは忘れもしない、14日と15日の出来事でした。
14日には前のブログで書きました様に、友達のカンボジア人の家でパーティが有り、数人の日本人仲間と一緒にそのパーティを楽しみましたが、まだ時間が早いからとその後一人で気の向くままに「アンコール・ワット」に出掛けてしまい、これが後にトンデモナイ事態を引き起こすのです。そこは王国への入り口でなく、魔の回廊でした。
「アンコール・ワット」は凄い賑わいで、普段は外国人観光客ばかりですがこの日はカンボジア人でゴッタ返していました。広場のあちこちにゴザを敷いて御馳走を食べ缶ビールを飲み、踊ったりゲームを楽しんだりと、みんながクメール正月を満喫していました。
私もそんな人々を眺め、ゲームに参加したりでこれがカンボジアの正月かとそれなりに満足し、さあ帰ろうと思った瞬間、な、無い金が・・・いやいや、バイクが見当たらないのです。
辺りはいつの間にか真っ暗になっていて、止めていた場所が分からなくなってしまい幾ら捜しても見つかりません。足が棒になるまで捜し回りましたが見つからないので、遂に諦めて明日出直すことにしました。
そして翌日の15日の昼頃やって来て、今度は一発で見つかりさあ乗って帰ろうとした瞬間、待て待てと止める者が居るのです。何やネンと思うと制服を着た警官です。
バイク泥棒に間違われたのかもと思い、バイクの証明書を見せ知り合いのカンボジア人に電話で通訳をして貰って所有者である事は間違い無いと伝えましたが、それでもダメで14時にもう一度来いと言います。何でか分からないままに14時迄の2時間余りを飯を食ったり「アンコール・ワット」散策で時間を潰し、14時に同じ場所に行くと、今度は警官達の詰め所に連れて行かれ、そこで副部長だかの警察幹部に会わされました。どうやらその人が14時に来ると言うので待たされた様です。そしてその人が言うには、IDを持ったカンボジア人の保証人を一人連れて来ればバイクを返してやると。どうやら容疑は窃盗では無く、違法駐車の様です。でも夕べはみんな止めてはりましたやんか。
仕方無いので知り合いのカンボジア人に電話を掛けまくりましたが、正月なので誰も身体が空いている人は居ません。アキラさんに頼もうかとも思いましたが、博物館から「アンコール・ワット」までは距離が有り過ぎるので諦め、18時以降なら来れると言うバーンと言うカンボジア人の友達に頼む事にしました。
18時迄はまだ4時間近くあるので帰ろうとすると、また引き止めます、警官が。
いつの間にかあの副部長は居なくなっていたのですが、その詰め所で賭けトランプをしていた数人の警官が、帰ってはダメだと言うのです。又しても電話で通訳をして貰って、18時に出直して来るからと言ってもダメの一点張り。あったまに来て、日本語で怒鳴ってやりました。すると、言葉の意味は分からなくても私が怒っているのは通じたと見えて、慌てて何処かに電話し、帰ってもいいとの事。
大声を出すと事が動くと言うのは、古今東西一緒ですねえ、ゆがみの構造では有りますが。
それにしても、警官が賭けトランプをしているなんて。
カンボジア人はみんな賭け事が大好きで、バレーボールでも、闘鶏でも、ボクシング中継でも大抵賭けの対象ですが、でも一応禁止されている筈。警官がやっているって、一体どうゆう事?
18時にバーンと「アンコール・ワット」正面のナーガの前で落ち合い警官詰め所に行きましたが、そこからがまた大変です。例の副部長に連絡が付かないからと、警官達は相変わらず賭けトランプに興じながら、こちらを平気で待たせます。
暫くはガマンしていましたが、どうにもガマン出来無くなり又しても日本語で捲し立ててやりました。バーンにも、もう待たなくていいから勝手にバイクに乗って帰ろうと言いました。すると慌てた警官がまた何処かに電話して指示を仰ぎ、それからやおら書類を用意して来てスッタモンダした挙句、やっとバイクの返還へと至りました。
完全に犯罪者扱いで、その書類に拇印を押さされ、バーンとの2ショット写真まで撮られましたが、まあ何とかバイクが無事に戻って来ました。
しかし時間は19時を過ぎていました。今日の昼12時にバイクを見つけたのに、返って来たのは19時で、何と7時間もの時間を要しました。楽しかったクメール正月が台無しです。
「アンコール・ワット」に一人でなんて、来るんじゃなかった。
おめえら、顔に白い粉塗ったろか。
折角ライトアップされた「アンコール・ワット」の夜景が、私の目には只の石の塔にしか見えませんでした。
融通の効かない警官(けいかん)に、折角の景観(けいかん)を台無しにされてしまいました。
19時を過ぎてさあ帰ろうと思った時にソテアレンから電話が入り、今友達のヤーを連れてそちらに向かっていると言います。ヤーの親戚は警察の幹部だから、直ぐに決着すると。
遅いっちゅうねん。もうバイクは返って来ましたって。
でも折角来てくれたので、みんなでヤケ酒を煽った事は言うまでもありません。

どんなに凄い話かと期待された貴方、つまらん話で申し訳ありません。
恋人に豪華な飾り付けの箱をプレゼントされて、中に何が入っているのかと期待したら、「愛してます」と書かれた紙片が一枚きりと言った、「ええかげんにせえよ」と言いたくなる様な話の展開で、引っ張るだけ引っ張っておいてよくやるよと我ながら気が引けています。
でも、これに懲りずに来週こそ期待して下さい。
来週こそ、貴方の期待を裏切らないあの人の登場です。
あの伝説のカリスマ看護師・・・がいよいよ満を持して登場致しますので、来週こそお見逃し無く。どすこい


つぼ割り
寺の境内でのゲーム。   見事に壺を割ると中からお金がザックザク。
あと、油を塗った木の棒のてっぺんにお金の入った袋がぶら下がっていて、滑るのを懸命にこらえながらよじ登るゲームとかやってました。


袋履きゲーム
日本でもお馴染みの袋履きゲーム。
この他にも綱引きとか、男女に別れての対抗ゲームとか色々やってました。


寺でダンス
白い顔でのお寺でのダンス。この最中にもあちこちからベビーパウダーを持った人々が突進してきます。

ベビーパウダー
何百本と用意されたベビーパウダー。有料制です。

寺の情景
お寺の情景


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  1. 2013/04/28(日) 10:32:24|
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