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川ちゃんの「カンボジア生活日記」

「アキラ地雷博物館」でのボランティア活動の中で出会った人々のことや、日々の可笑しくも楽しいカンボジア生活を綴っていきたいと思います。

「アンコール小児病院」赤尾和美さんの御紹介

看板
「アンコール小児病院」のロゴマーク


5月5日(日)

今回のブログには、遂にあの「アンコール小児病院」の看護師・赤尾和美さんに御登場頂きます。
前々からお話ししています様に、私がここカンボジアにおいて尊敬する2人の日本人女性が居まして、お一人は「アナコット・カンボジア」を主宰する田中千草さんですが、もうお一人がこの赤尾和美さんです。(勿論、カンボジア人で私が尊敬していますのはアキラ氏ですが)
お二人とも、自分の持てる時間の殆ど全てを、自分の為で無く人の為に使っている方々でして、正にボランティアの鑑です。
(実はこのブログ記事を載せるに当たり、赤尾さんに掲載許可を頂くべく事前に内容をチェックして頂いたところ、自分はちゃんと給料を頂いてやっているのでボランティアではありませんと言われました。でもそれは謙遜でしょう。私から見たら、それは給料の対価としての仕事どころでは決してありません。)
私なんかにはとても真似が出来ない、そんな凄いお二人です。
色んな方からお話しを伺い、立派な人だなあ、是非一度お会いしたいなあと思いながらも、中々お会いする機会がありませんでした。
ところが遂に今年の2月、お会いする事が出来ました。
博物館にやって来た日本人のお客様の団体が、どうしても赤尾さんにお目に掛かりたいと言われたので人を介して赤尾さんに連絡を取り、その日の1時間しか空きが無いと言うそのタイミングで私も便乗してお会いしました。
御本人は思っていたよりも小柄で、何処にそんなパワーが有るのかという感じの、ごく普通の気さくな女性でした。
私は感激の余り思わず涙が溢れて来て、言葉に詰まってしまいました。こんな経験は初めてです。

「アンコール小児病院」はニューヨーク在住の写真家・井津建郎氏の呼びかけによって、1999年1月にカンボジア・シェムリアップの地に開院致しました。
設立母体はニューヨークと東京に本部を置く「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー」と言うNPO法人です。
カンボジアでは、地獄のポルポト政権時代に医師の9割が虐殺され、生き残ったのはたったの40人余りと言う事で、その後も医療レベルは世界の最低水準に留まり、特に農村部の医療は無きに等しい状況で大勢の子供たちが命を落としていました。
そんな子供たちを一人でも多く救いたいと言う思いで設立されたのが、この「アンコール小児病院」です。
診察治療費は原則無料で、経費は基金や企業、個人からの寄付で賄っていて、患者はシェムリアップ近郊の人だけでなく、遠くは国境の村からも押し掛けて来ると言う事です。

赤尾さんは日本で7年間、その後ハワイに渡って8年間看護師として働いていました。
そのハワイ時代に勤務していた看護学校の校長が1994年にカンボジアに移住していて、その人から「アンコール小児病院」開設に当たって声が掛かり、英語で看護が教えられる人材として招聘されました。最初は2、3ヶ月のつもりの軽い気持ちで引き受け、気が付いたら現在14年目と言う事です。
この間、看護師の育成、医療システムの構築、孤児院のサポート、訪問看護、地域への医療教育の普及など幅広く取り組み、多くの患者の治療、救済に当たって来ました。
HIVと訪問看護の専門家として多くの人材を育成し、カンボジアの医療レベルの向上に貢献して来ました。
この赤尾さんの著書「この小さな笑顔のために ~日本人ナースのカンボジア奮闘日記~」によると、カンボジアには在住2年の私ではまだまだ知り得ない貧困や人身売買、エイズ問題、医療、教育問題など様々な困難な課題が山積していますが、それらと闘いながら14年間を明るく前向きに取り組まれていて、本当に頭が下がります。
そしてこの「アンコール小児病院」も、遂に今年「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー」の手を離れて自立を果たしたそうです。
赤尾さん御自身も今後は、カンボジアだけでなくラオス、ミャンマーに活動の場を広げられるそうです。
今後の御活躍が益々楽しみです。

4名

2名

記念撮影

本
赤尾さんの著作「この小さな笑顔のために~日本人ナースのカンボジア奮闘日記~」


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  1. 2013/05/05(日) 03:20:05|
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