カンボジア人のタトゥー(刺青、入れ墨)6月30日(日)
私がカンボジアに来て驚いた事の一つに、カンボジア人はパジャマが外出着だと言うのが有ります。
男性は違いますが、カンボジア人の女性は大人も子供も、パジャマを外で普通に着ています。
どうやら上下が揃っていれば外出着になる様です。
パジャマ姿の女性初めて見た時には
「オイオイ、寝坊したんかい」と思いました。
我々日本人にとっては随分違和感が有りますが、ここカンボジアでは抵抗無く受け入れられています。
文化の違いって、面白いですよねえ。
さすがにネグリジェの人は見ませんが・・・。
驚いた事のもう一つに、外国人に「タトゥー」(刺青、入れ墨)をしている人が余りに多いと言うのが有りました。
シェムリアップの街でもそうですし、博物館に来られるお客様もそうですが、男性も女性も、国も様々ですが、兎に角「タトゥー」をしている人がやたら目に付きます。
これは本当にカルチャーショックでした。
日本では、「刺青(入れ墨)」と言えばヤクザを想起し、マイナスイメージが強いですよね。
私の故郷・岡山市瀬戸町の隣町・西大寺では日本三大奇祭の一つ「はだか祭り」と言うのが毎年2月に実施されて、全国から大勢の観光客が集まりますが、これには入れ墨者は参加出来ませんし、あと、あちこちの入浴施設などでも大抵「入れ墨者お断り」との断り書きが貼り出されています。
それに江戸時代には、罪を犯して島流しにされる者には入れ墨が施されていました。
ですから、日本では、特に私らの世代では入れ墨を見ると眉をひそめてしまいます。
それで思い出すエピソードが有ります。
うちの長男がまだ4つか5つの頃だったと思いますが、近所の健康ランド(スパ)に連れて行って一緒に風呂に入っていると、もろヤクザが入って来て、背中に登り龍か何かの入れ墨が有ります。
それを見た息子が大きな声で一言・・・
「パパ、あのオジちゃん背中に漫画を書いている」。思わず口を塞ぎました。それは兎も角、日本では芸能人には結構「タトゥー」をしている人も居る様ですが、一般人ではまだまだそんなには居ないと思います。しかし外国人はそうでも無く、ファッションの一つとしてかなり浸透して来ている様です。
そんな中、先日博物館に来られたドイツ人のお客様から、面白い話をお聞かせ頂きました。
この方は奥様が日本人で、世界中の「タトゥー」を始めとする伝統文化を研究されている写真家兼フリージャーナリストの方でしたが、この方が言われるには世界の「タトゥー」には色々な意味合いが有って、ファッション性の強いものもあれば、願掛け的なものや大人になる為の通過儀礼的なものとか様々な「タトゥー」が存在すると言うのです。
そして、カンボジア人にも体の見えない所に「タトゥー」をしている人が結構居るそうです。
現に、博物館の責任者のヨンさんも、胸に「タトゥー」を入れていました。これは内戦時代に弾除けの願いを込めて入れたとの事でした。
ヨンさんの胸のタトゥー他にも、同じ村の出身者である事を識別する為のものとか、愛する人や子供の名前を入れたりとか、目的や思いも様々ですが、世界には広く「タトゥー文化」が行き渡っている様です。
これからは日本でも、若者を中心としてファッション性の強い「タトゥー」が、どんどん広まって行く予感が致します。
入浴施設や「はだか祭り」は今後どうなるかなあ?あ~あ、最後に何か落ちを付けて終わりたかったんですけど、上手い落ちが付かずに面白くも何とも無い文章になってしまいました。
「タトゥー」を入れる皆さんも、一度入れると中々落ちませんので、くれぐれも後悔しない様にご用心、ご用心。後継者募集中!
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- 2013/06/30(日) 02:50:25|
- カンボジアの生活、文化、自然、果物
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